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2007 年度 実績報告書

オートバイによる車群形成に着目した単路部交通流特性の把握

研究課題

研究課題/領域番号 19760354
研究機関京都大学

研究代表者

塩見 康博  京都大学, 工学研究科, ティーチングアシスタント (40422993)

キーワード交通流 / オートバイ / 車群 / 飽和交通流率
研究概要

東南アジアの多くの都市では,都市交通手段としてオートバイが広く用いられており,交通流に占めるオートバイの割合が非常に高い.このような都市において有効な道路運用・交通制御を図るためには,オートバイの挙動特性,オートバイが他の交通流に与える影響を的確に把握する必要がある.そこで本研究では,オートバイを多く含む交通流に対応した道路運用策を確立するために,単路部,及び信号交差点におけるオートバイを含む交通流の特性について定量的に把握することを目的とする.昨年度はハノイ市Daewoo交差点の東アプローチ,西アプローチ,台北市承徳路交差点の北アプローチ,台北市承徳路-民権西路交差点の東アプローチ,西アプローチにおいてビデオカメラを用いた交通流観測を行った.観測対象地点は,(1)交差点全体が対象アプローチの上流側に至るまで広範囲に観測できるような高い地点から見下ろす形で交通流のビデオ撮影が可能であること,(2)飽和交通流が観測可能でありかつ過飽和ではないこと,を基準に選定した.また,Daewoo交差点,承徳路-民権西路交差点ではオートバイと四輪車が混在して走行している状況が観測されており,民権西路交差点ではオートバイが四輪車と完全に分離して走行している状況が観測されている.以上の観測データより,オートバイと四輪車が分離されている状況と分離されていない状況とでの,交通流の効率性を比較することができるほか,これまでに明らかにされていなかったオートバイ交通流の「台数-密度-走行速度」の関係を得ることができる.

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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