研究概要 |
(1) 米国サンフランシスコにおけるオクティヴィア並木通りの事例分析 本研究の海外先進地であるアメリカ,カリフォルニア州サンフランシスコにおいて,高速道路の建設から環境配慮型の道路整備計画に転じたオクティヴィア並木通り(Octavia Boulevard)の事例分析を行った.具体的には,並木通りの建設経緯に関わる資料,通り整備後の周辺エリアに対する経済的影響を分析した研究論文の翻訳・精読など,アメリカにおける環境配慮型都市基盤整備事業に対する事後評価とその見解に関わる文献を,カリフォルニア大学バークレイ校にて収集した.次に本研究の示唆的な参考文献としてランドルフT.ヘスター著「Design for Ecological Democracy」の翻訳と内容把握を行い,我が国への示唆等について知見をまとめた.これらの結果を踏まえ,上記並木通りの現地踏査を行い,ポイントとなる場所の写真撮影などを行った. (2) インタビュー踏査 オクティヴィア並木通りの設計に携わった都市デザイナーのアラン・ジェイコブス氏,また「Design for Ecological Democracy」著者であるカリフォルニア大学バークレイ校環境デザイン学部教授,ランドルフT.ヘスター氏への直接インタビュー調査を行い,結果をまとめた. (3) 調査結果の取りまとめと研究論文の執筆 これら事例分析ならびにインタビュー調査等の成果を取りまとめ,研究論文の執筆作業に着手した.
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