研究課題
若手研究(B)
温室効果ガスの一種であるメタンの削減技術として、メタン酸化細菌群(MOBs)を有効利用する生物反応型埋立地覆土層の開発を試みた。埋立地内でのガス発生量の違いにより、大気の浸入深さが異なることを想定して透気係数および含水率を調整する必要性が示された。適正な環境条件の制御によって4割前後のメタン酸化が確認され、充分なメタン酸化力の保持が可能であると考えられた。MOBsは表層30cm前後に多く存在していたが、メタン発生挙動の推移に伴って、メタン酸化能力およびMOBsが変遷することが明らかにされ、処分場の安定化ステージと土着の微生物群を勘案した上で効果的な処分場管理をする必要性が示された。
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VietnamJournal of Material Cycles and Waste Management 10
ページ: 165-172