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2008 年度 実績報告書

小径コア法を用いた既存建築物のコンクリート強度推定に関する解析的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19760397
研究機関名城大学

研究代表者

平岩 陸  名城大学, 理工学部, 助教 (70321445)

キーワード小径コア / コンクリート強度推定 / 粘弾塑性サスペンション要素法 / 破壊解析
研究概要

本年度は、前年度の結果を踏まえて、実験結果と解析結果の差に関する理由の検討を行うために解析に実験精度を含むような改良を行い、検討を行った。詳細は以下の通りである。
まず、従来の実験結果を再現できたのは、解析が理想条件下のものであり、実験精度等の影響を受けないため、と考えた。筆者が行った実験において、特に強度の高い場合に実験結果が従来と逆になると言う点から、実験精度の影響は、小径、さらに強度が高い場合に大きな影響を及ぼすのではないか、という仮定を行った。
これに基づき、まず、偏心荷重を考慮できるように解析を改良し、偏心荷重を受ける場合のコンクリートの破壊挙動について検討した。その結果として、.偏心荷重の影響は、圧縮強度の高いもので、さらに小径コアにおいて大きい結果が得られた。この結果として強度のばらつきが大きくなり、強度の増加が相殺されるのではないかと考察できる。
さらに、載荷面の凹凸について検討するため、凹凸を考慮できるように解析を改良した。この前段階として、支圧載荷について検討し、従来得られている結果と同様であることを確認した。さらに支圧載荷から凹凸を考慮できるように改良し、載荷面の凹凸の影響を解析的に検討した。その結果として、偏心荷重とは異なり、圧縮強度の高いものでは影響は小さかったが、小径コアにおいてはその影響は大きく、実験精度の影響が供試体の径によって異なることを解析的に示すことができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 粘弾塑性サスペンション要素法による支圧載荷時のコンクリートの破壊挙動に関する研究2009

    • 著者名/発表者名
      平岩陸・谷川恭雄・遠藤大樹
    • 雑誌名

      日本建築学会東海支部研究報告集 No.47

      ページ: 41-44

  • [雑誌論文] 粘弾塑性サスペンション要素法による偏心荷重を受けるコンクリートの破壊解析2008

    • 著者名/発表者名
      平岩陸・谷川恭雄・遠藤大樹
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(中国) A-1

      ページ: 1135-1136

  • [学会発表] 粘弾塑性サスペンション要素法による支圧載荷時のコンクリートの破壊挙動に関する研究2009

    • 著者名/発表者名
      平岩陸
    • 発表場所
      じゅうろくプラザ
    • 年月日
      2009-02-15
  • [学会発表] 粘弾塑性サスペンション要素法による偏心荷重を受けるコンクリートの破壊解析2008

    • 著者名/発表者名
      平岩陸
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2008-09-19

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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