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2007 年度 実績報告書

低マッハ数近似式を応用した多成分系空気流動の簡易予測モデルの提案

研究課題

研究課題/領域番号 19760406
研究機関北九州市立大学

研究代表者

白石 靖幸  北九州市立大学, 国際環境工学部, 准教授 (50302633)

キーワード低マッハ数近似式 / 多成分系 / CFD解析 / 簡易予測 / 圧縮性
研究概要

既往の建築,火災,機械分野等での多成分系混合空気の熱対流に関する文献調査を行い,数値解析・実験室実験を実施するための基礎資料(解法,熱物性,実験条件等)を作成した。また,既往の実験による熱対流及び化学種輸送の特性に関するデータを収集・整備した。更に,多成分系混合空気の支配方程式のパラメータである輸送係数(物性値)として,粘度μ,熱伝導率λ,化学種の拡散係数D等があるが,基礎調査により,Smookeらによる簡便な近似式である簡略化輸送係数モデル(simplifiedtransport model)の検証を始めた。実際の解析モデルへの組み込みは次年度以降の研究課題と位置づけている。
低マッハ数近似を用いた圧縮性の解析モデルにより,リビング・ダイニングと隣接した厨房空間(北九州市立大学・実験室)を対象とした数値解析を実施した。ここでの解析は,予測モデルの動作確認,基本性能のチェックを目的としているため,現段階では実験結果との比較は行っていない。代わりに,(1)非圧縮性流れの解析,(2)圧縮性流れの解析(高浮力のみ考慮),(3)圧縮性流れの解析(高浮力+水蒸気による空気組成変化を考慮)の3パターンの解析を行い,これらの解析結果の差異から1)高浮力による密度変化,2)空気組成の違いによる密度変化等が流れ場,温度場に与える影響について検討を行った。現段階では,上記3ケースリ計算を実施し,データ整理の途中であるため,信頼性が高く,明確な結果を示せる段階ではない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 住宅用IH調理器とガスコンロの性能評価,熱効率及び台所内温熱環境の比較2008

    • 著者名/発表者名
      門司 宣大, 白石 靖幸 他1名
    • 学会等名
      日本建築学会九州支部研究報告会
    • 発表場所
      崇城大学
    • 年月日
      2008-03-02
  • [学会発表] 電化厨房とガス厨房の人体放熱特性の比較(その1),体温調節数値モデルと対流・放射・湿度輸送の連成解析による検討2007

    • 著者名/発表者名
      門司 宣大, 白石 靖幸 他2名
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演会
    • 発表場所
      福岡大学
    • 年月日
      2007-08-31

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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