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2008 年度 実績報告書

次世代汎用CFDのための安定成層SGSモデル・植生キャノピーモデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19760413
研究機関名古屋大学

研究代表者

飯塚 悟  名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 准教授 (40356407)

キーワード建築環境・設備 / 環境流体工学 / 大気現象 / モデル化 / Large-Eddy Simulation / 植生キャノピーモデル
研究概要

平成20年度も引き続き、次世代汎用CFD(Computational Fluid Dynamics)として大きな期待を集める、LES(Large-Eddy Simulation)のための植生キャノピーモデルの開発を中心に研究を行った。昨年度に、植生キャノピー層にRANS(Reynolds-Averaged Navier-Stokes) モデル、キャノピー層の上層部にLESを導入するLES/RANSハイブリッドモデルを開発した。平成20年度はRANS、LESそれぞれの乱流モデル(SGS(subgrid-scale) モデル) の組み合わせによる違いをパラメトリックに検討した。RANSとしては、(1) 混合距離モデルと(2) 平岡ら(1989) のk-εモデル、LESのSGSモデルとしては、(1) 標準Smagorinskyモデルと(2) 一方程式型SGSモデルを導入した。いずれの組み合わせも比較的簡易で、汎用性の高いものと考えている。RANSとして平岡らのk-εモデルを用いた場合の方が若干妥当性の高い結果が得られたが(LESのSGSモデルの違いによる影響はほとんどなし)、いずれの組み合わせでも、RANSとLESの切替位置付近で流速分布に非物理的な不整合が生じた。この問題に関しでは、切替位置付近での空間的なフィルタ操作(不整合な流速分布を滑らかにするためのフィルタ操作) の導入を試みたが、十分な改善は得られなかった。これについては今後もさらなる対策を検討していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] A LES/RANS hybrid simulation of canopy flows2008

    • 著者名/発表者名
      Iizuka, S. and Kondo, H.
    • 学会等名
      BBAA VI International Colloquium on Bluff Body Aerodynamics & Applications
    • 発表場所
      Milano, Italy
    • 年月日
      2008-07-20

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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