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2008 年度 実績報告書

郊外居住環境におけるインドア化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19760422
研究機関新潟大学

研究代表者

岩佐 明彦  新潟大学, 自然科学系, 准教授 (90323956)

キーワード郊外 / ニュータウン / 自動車社会 / インドア化 / 生活領域 / 郊外型大型店舗
研究概要

本研究はインドア化された郊外居住環境の質の向上に資する建築計画,施設計画手法を確立することを狙いとした基礎的研究であり, その研究計画の2年目(最終年)として以下を行った.
(1)郊外施設によるインドア化に関する追加調査
昨年度の調査で不十分であった県外のエリア(九州, 関西, 中部, 北関東)から新たに郊外ロードサイド店舗の集積地(ロードサイド銀座)を抽出し, 追加調査を行った.調査では各種施設(商業施設・地域施設)に対し, 建物単体を車との空間的な接続性を中心に分析・評価を行った.
(2)まとめ
19年度, 20年度に実施した事例調査のうち, 特に郊外化が顕著であった全国21カ所の郊外を選定し, 郊外店舗の空間的形状や分布状況, 開発前の土地形状などを中心に比較を行った. 郊外居住環境のインドア化は全国の事例でも指摘でき, 郊外居住環境のインドア化という現象は全国的に発生している現象であるといえる. また, そのインドア化に関して詳細に比較することで, 地域によって差が生じていることが分かった. 差を生じる要因としては, 開発前の土地の形状や用途が主な要因として挙げられ, それによって街路景観に差が生じていることが指摘できた. 郊外ロードサイドの景観は「没場所性」の典型としてあげられることが多く, こうした環境下で如何に場所性の感じられる環境を構築していくかが一つの課題となっており, 今回の研究で得られた知見を活かし, 地域差を最大化するデザイン手法につなげていくことが次の研究展開として考えられる.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 郊外居住環境のインドア化に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      岩佐明彦・竹内敦志・中山剛・長谷川崇・加賀谷直洋・赤井文・小島裕貴
    • 雑誌名

      日本建築学会住宅系研究報告会論文集 No.3

      ページ: 15-24

    • 査読あり
  • [学会発表] 新潟市郊外ロードサイドの研究自動車至上都市の「道域」による分析2008

    • 著者名/発表者名
      中山剛・岩佐明彦・竹内敦志・北見健一郎
    • 学会等名
      日本建築学会大会
    • 発表場所
      徳島大学
    • 年月日
      2008-09-18

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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