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2007 年度 実績報告書

GHz帯域で電波透過特性を有する金属材料の実現

研究課題

研究課題/領域番号 19760458
研究機関東京大学

研究代表者

松村 功徳  東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (20447329)

キーワード金属ナノ粒子 / 誘電体層構造 / 電波透過特性 / 電気伝導率 / GHz周波数帯域
研究概要

電波を透過する金属材料の実現を目的として、金属ナノ粒子相を基本構造に持つ材料の作製を行い、材料の構造の評価と、電波透過特性および電気特性の評価を行った。以下に実施した研究内容の詳細を示す。
(1)金属ナノ粒子相/誘電体層構造の作製
金属ナノ粒子相のサイズ(平均粒子径、最大粒子径)、形状(アスペクト比)、金属相体積率、酸化物誘電体層の厚さ(平均厚さ、最大厚さ、最小厚さ)、金属粒子間の距離(平均距離、最大距離、最小距離)をパラメータとして変化させた材料の作製を行った。電波透過特性の評価に必要な板状試験片(50mmx50mm以上の平面、厚さ1-3mm)とした。
(2)金属粒子相/誘電体層構造の評価
(1)で作製した材料の構造の評価を、SEM、TEM、XPSを用いて行った。金属ナノ粒子相の粒子直径及び誘電体層厚さ、金属粒子相間の距離の分布や形状の評価を行なった。試料全体での構造の均一性の評価も行なった。また、これら試験片を用いて力学試験を行ない、材料の降伏応力及びヤング率の測定を行なった。
(3)電波透過特性および電気伝導率の評価
(1)で作製した試験片の電波透過特性の評価を周波数20-40GHzの範囲で行なった。試験片の厚さを変えて実験を行い(試料厚さ1-3mm)、材料の減衰係数や複素誘電率を求めた。また、四端子法を用いた電気伝導率の測定も行なった。この結果から、電波を透過するための材料の構造の条件に関して、考察を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 電波透過特性に対する金属粒子間距離の影響2007

    • 著者名/発表者名
      宇都野正史、松村功徳、香川豊
    • 学会等名
      日本金属学会
    • 発表場所
      岐阜県岐阜市
    • 年月日
      2007-09-19

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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