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2008 年度 実績報告書

シロイヌナズナAtMEKK1情報伝達上流因子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 19770031
研究機関神戸大学

研究代表者

松岡 大介  神戸大学, 遺伝子実験センター, 研究機関研究員 (60437506)

キーワードシグナル伝達 / 植物 / ストレス
研究概要

本研究のターゲットであるシロイヌナズナのAtMEKK1は病原菌の感染や傷害、低温、乾燥、塩などさまさまな環境ストレスに応答して活性化し、その下流因子をリン酸化により活性化し情報伝達すると考えられており、外界環境情報伝達のキーエンザイムである。しかしながらこれら様々な刺激がどのようにAtMEKK1に伝達されるかについては、これまでのところその受容体や情報伝達因子の同定などの知見は限られており、特に直接の上流因子についてはこれまでのところ全く報告がない。そこでまず様々なストレス処理したシロイヌナズナ芽生えから内在性のAtMEKK1を免疫沈降により精製し、その活性を測定した結果、低温や塩処理により一過的に活性化することが明らかになった。さらにAtMEKK1の下流MABKKに対する基質特異性を検証した結果、各種ストレス処理によりその特異性を変化させ、下流MABKKを選択していることを示唆するデータを得た(学会発表、論文投稿準備中)。AtMEKK1の活性化が観察された低温や塩処理などについてAtMEKK1の活性化を引き起こす上流因子を同定するため、カルシウムイオンの流入を阻害する薬剤やG-タンパク質の阻害剤などの効果を検証した。その結果AtMEKK1の上流にカルシウムイオンに依存した経路が存在することを示唆する結果が得られ、現在詳細に解析中である。これらの結果により本研究の目的であったAtMEKK1情報伝達上流因子の同定につながることが期待される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] シロイヌナズナMAPKKK、MEKK1の活性化と基質特異性について2008

    • 著者名/発表者名
      松岡大介, 野村国広, 古谷朋之, 林文勇, 南森隆司
    • 学会等名
      日本植物学会第72回大会
    • 発表場所
      高知
    • 年月日
      20080924-27

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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