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2007 年度 実績報告書

キバガ科における"えぐれ"た後翅の生物学的意義

研究課題

研究課題/領域番号 19770066
研究機関鹿児島大学

研究代表者

坂巻 祥孝  鹿児島大学, 農学部, 准教授 (20315401)

キーワードキバガ科 / 標本 / 翅型測定 / PCR法 / DNA塩基配列 / プライマー設計 / DNA断片化 / 系統樹
研究概要

北海道大学農学部、国立科学博物館(東京)デンマーク王立動物博物館などからキバガ科の主要な60属200種以上の鱗粉がそろった標本を新たに貸与あるいは分譲いただいた.これらの翅形測定が現在およそ30属45種(3/31時点)まで進行している.測定したのはApatetris, Chrysoesthia, Aristotelia, Metzneria, Argolamprotes, Monochroa, Gelechia, Psoricoptera, Chionodes, Recurvaria, Nuntia, Phthorimaea, Caryocolum, Euscrobipalpa, Scrobipalpa, Carpatolechia, Pseudotelphusa, Telphusa, Sitotroga, Anacampsis, Aproaerema, Thiotricha, Thyrsostoma, Evippe, Xystophora, Cymotricha, Dichomeris, Hypatima, Faristenia, Anarsiaの30属である.また,各種標本の後脚を一本使用し、PCR法を援用したDNA分析も同時進行で行っており,現在20種分のミトコンドリアCOIおよびCOII領域のDNA塩基配列データがをそろえ,自らも5種の塩基配列データを解読した.しかし,Bucheli and Wenzel(2005)がCOIおよびCOII領域にもとづいたキバガ上科の大まかな系統樹を発表した際に使用された既存のプライマーではPCR法での増殖が困難な種も多く,さらに,収集した標本には古い標本が多いため,DNAの断片化が著しく,長いDNAを増殖するために設計されている前述のプライマーでは,増殖しないケースも多い.そのため現在プライマーの設計・再検討も行っている.

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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