細胞膜上の脂質ドメインの形成に関与する因子の同定と解析

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19770122
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 機能生物化学
• 研究機関: 独立行政法人理化学研究所
• 研究代表者: 石塚 玲子 独立行政法人理化学研究所, 小林脂質生物学研究室, 専任研究員 (60342747)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: スフィンゴミエリン / 脂質ドメイン / ライセニン

研究概要

細胞膜の主要な脂質であるスフィンゴミエリンは、脂質ドメイン(マイクロドメイン)を形成して存在する。マイクロドメインの形成に関わる因子を同定することを目的とし、スフィンゴミエリンドメインのプローブ・ライセニンを用いたスクリーニングを行った。マイクロドメイン形成が異常な細胞の候補として、複数のライセニン耐性細胞を取得し、それらの解析を行った。

研究成果

• [雑誌論文] Glycosphingolipid deficiency increases the sterol regulatory element-mediated gene transcription. (2009)
  • 著者名/発表者名: Ishitsuka, R., Hirabayashi, Y. and Kobayashi T.
  • 雑誌名: Biochem. Biophys. Res. Commun. 378 ページ: 240-3
  • 査読あり
• [学会発表] スフィンゴミエリンドメイン形成に関わる因子のスクリーニング (2008)
  • 著者名/発表者名: 石塚玲子
  • 学会等名: 理研シンポジウム「第4回ケミカルバイオロジーシンポジウム : 化学-生物融合領域創製の奇跡」
  • 発表場所: 熱海
  • 年月日: 20080200
• [学会発表] R. Cholesterol controls the oligomerization of a sphingomyelin-specific toxin, lysenin. (2007)
  • 著者名/発表者名: Ishitsuka, R.
  • 学会等名: The American Society for Cell Biology 47^<th> Annual Meeting
  • 発表場所: Washington DC, USA
  • 年月日: 20071201-05
• [図書] The use of lipid-binding toxins to study distribution and dynamics of sphingolipids and cholesterol. in : Probes and Tags to Study Biomolecular Function (Weinreich F. Ed.) (2008)
  • 著者名/発表者名: Ishitsuka R. and Kobayashi T.
  • 総ページ数: 53-71
  • 出版者: Wiley-VCH Verlag GmbH & Co. KGaA