発生過程における熱ショック転写因子群の転写制御機構

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19770148
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 分子生物学
• 研究機関: 山口大学
• 研究代表者: 藤本 充章 山口大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (80359900)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 熱ショック転写因子 / レンズ / 発生過程

研究概要

レンズにおいて熱ショック転写因子HSF4の結合領域を網羅的に調べた結果、HSF4結合領域のほとんどはイントロンあるいは近傍の遺伝子から10 kb 以上離れた領域に存在した.この領域は、HSF群の結合が発生過程で変化し、近傍に存在する遺伝子は熱ショックによって誘導されることが分かった.また、HSF4の結合が周辺部のクロマチン修飾に影響を及ぼすことも明らかになった.

研究成果

• [雑誌論文] Analysis of HSF4 Binding Regions Reveals Its Necessity For GeneRegulation during Development and Heat Shock Response in Mouse Lenses (2008)
  • 著者名/発表者名: MITSUAKI FUJIMOTO, KOJI OSHIMA, TOYOHIDE SHINKAWA, BEI BEI WANG, SACHIYE INOUYE, NAOKI HAYASHIDA, RYOSUKE TAKII, AKIRA NAKAI
  • 雑誌名: The Journal of biological Chemistry 30 ページ: 29961-29970
  • 査読あり
• [雑誌論文] Attenuation of Progressive Hearing Loss ina Model ofAge-related Hearing Loss by a Heat Shock Proteins Inducer (2008)
  • 著者名/発表者名: TAKEFUMI MIKURIYA, KAZUMA SUGAHARA,KAZUTAKA SUGIMOTO, MITSUAKI FUJIMOTO,TSUYOSHI TAKEMOTO, MAKOTO HASHIMOTO,YOSHINOBU HIROSE, HIROAKI SHIMOGORI,NAOKI HAYASHIDA, SACHIYE INOUYE, NAKAIAKIRA, HIROSHI YAMASHITA
  • 雑誌名: Geranylgeranylactone, Brain Research 1212 ページ: 9-17
  • 査読あり
• [学会発表] 熱ショック転写因子HSF4の発生過程と熱ショック応答での役割 (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤本充章
  • 学会等名: 日本分子生物学会・日本生化学学会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2008-12-10
• [備考]
  • URL: http://ds22.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~seika2/