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2007 年度 実績報告書

ジーンクラスタリング(遺伝子集積)による骨格筋分化制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19770149
研究機関九州大学

研究代表者

大川 恭行  九州大学, 医学研究院, 特任准教授 (80448430)

キーワードジーンクラスタリング / クロマチンリモデリング / 細胞分化
研究概要

骨格筋組織をマウスより単離し、骨格筋幹細胞(筋サテライト細胞)および、骨格筋前駆細胞、成熟筋のそれぞれより核を単離を行った結果、核の不均質さが非常に顕著であったため、核単離技術を更に高め核ソーティング技術を開発した。筋組織をトリプシン等で酵素処理した後に、サイトカラシンD等を添加することにより核を取り囲むアクチン骨格の重合阻害による脱核を促し、核を生かしたまま単離させる技術を独自に開発した。さらに抽出した核を、FACSにて選別やprofile確認が可能なことを確認した。単離、分画した核からmRNAの回収、クロマチン構造の確認が行えることを確認した。成体組織及び胚性の双方の筋肉中よりPax3+/Pax7+の核、及びMyoD+の核などを分画し、3Cを用いた解析を行った結果、ジーンクラスタリングが分化の極めて初期より形成されていることを観察した。また、単離した核を用いたDNA FISHにより、骨格筋クレアチンキナーゼ遺伝子(ckm)、デスミン遺伝子のラベリングに成功し、近接頻度の定量化を進めた。更に、他の遺伝子についてもジーンクラスタリングを解析する為にin silicoでのプロモーター解析を進め、順次3C解析を行うためのゲノム情報の解析データベースの構築を行った。その結果、現在までに3C解析によりジーンクラスタリングが形成される箇所について、遺伝子の制御領域のなかでも幾つかの配列法則性があることを確認している。遺伝子発現最初の現象としてのジーンクラスタリングの初年度の計画を推進しつつ更に新たな展開がみる状況である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Spatial changes in myognic gene organization during myogenesis a link to temporal control of gene expression2007

    • 著者名/発表者名
      大川恭行
    • 学会等名
      核ダイナミクス研究会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2007-09-26
  • [学会発表] Spatial changes in myognic gene organization during myogenesis a link to temporal control of gene expression2007

    • 著者名/発表者名
      大川恭行
    • 学会等名
      2007年度 日本細胞生物学会 年会 他2件
    • 発表場所
      福岡
    • 年月日
      2007-05-29

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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