研究課題
若手研究(B)
野生クモザルにおける離合集散型の社会構造の実体を解明するために、2人の観察者が同時に同じ群れの異なる2個体を追跡して観察する同時2個体追跡を行った。同時に各観察者の位置をGPSを用いて記録して対象個体の位置と推定し、群れ内の2個体間距離を算出し、その分布パタンを指標として群れの集合性を定量化した。また、集合性と関連する社会的文脈において、どのような発声がなされたかを明らかにした。これらの結果をニホンザルでの先行研究と比較し、離合集散する社会における社会構造と社会性の特徴を明らかにした。
すべて 2008
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"Spider Monkeys : The Biology, Behavior and Ecology of the Genus Ateles"
ページ: 329-350
Amer. J. Primatol vol.70(11)
ページ: 1055-1063