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2009 年度 実績報告書

SSR分析による除草剤抵抗性雑草集団の遺伝的多様性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19780014
研究機関京都府立大学

研究代表者

大迫 敬義  京都府立大学, 生命環境科学研究科, 講師 (80363969)

キーワードイヌホタルイ / オモダカ / スルホニルウレア系除草剤 / 除草剤抵抗性突然変異 / SSR(マイクロサテライト)
研究概要

イヌホタルイについて、SSRマーカーを13個作成した。近畿地方の21集団(計496個体)について、スルホニルウレア系除草剤(SU剤)に対する抵抗性を発根法および発色法により検定し、SSRマーカーを用いて遺伝的変異を検出した。21集団中、15集団においてSU剤抵抗性が確認された。遺伝的変異は、SU剤抵抗性集団において必ずしも低い値を示さず、同剤抵抗性の顕在化過程において除草剤の選択圧の存在下で遺伝的変異が維持される場合があることが示された。オモダカについては、5個のSSRマーカーを得ることが出来た。13集団303個体について同マーカーによる解析を行った結果、集団間でクローン多様度に顕著な差異が認められた。この結果から、水田において繁殖するオモダカは集団ごとに繁殖様式が多様であることが明らかとなった。また、SU剤抵抗性を有することが確認された3集団についてはいずれもクローン繁殖の度合が高く、抵抗性を獲得したクローンが無性繁殖により優占することが示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Clonal and spatial genetic structure within populationsof a coastal plant, Carex kobomugi (Cyperaceae)2010

    • 著者名/発表者名
      Takanori Ohsako
    • 雑誌名

      American Journal of Botany 97

      ページ: 458-470

    • 査読あり
  • [学会発表] ハマダイコン野生集団内および集団間におけるマイクロサテライト変異の解析2009

    • 著者名/発表者名
      大迫敬義、山吹誠
    • 学会等名
      日本育種学界第116回講演会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2009-09-26

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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