3種の細菌がアバスキュラー菌根菌の胞子から分離され、Bacillus sp.、Bacillus thuringiensis、Paenibacillus rhizospheraeと同定された。これらの細菌は、土壌病原菌Fusarium oxysporum、Rosellinia necatrix、Rhizoctonia solaniおよびPythium ultimumによる病害の防除に有効であった。また、それらがリンの可溶化、エチレン生産、ニトロゲナーゼ活性を示すとともにin vitroの菌根菌の菌糸成長を促進すことがわかった。さらに、胞子および菌糸の新鮮な試料を、in situ 走査型電子顕微鏡を用いて観察したところ、いくつかの細菌性スライムが菌糸および胞子で確認された。
|