研究課題
若手研究(B)
サケ科魚類は川で産卵し稚魚期を過ごした後,海へ下り大きく成長するため,大きく異なる2つの生息環境を利用している.河川では密度依存的な死亡・成長に加えて,密度非依存的な環境変化による死亡(または移出入)が大きく,海洋では密度依存的な成長がおもな個体数制限要因になると考えられた.海洋での密度依存的な成長は,産卵数の低下という現象をして個体群増加率の低下をもたらすと考えられた.このように,サケ科魚類の個体数制限要因を解明するためには,海洋と河川の双方を包括的に理解する必要があると考えられた.
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