研究概要 |
本研究では,食・環境分野での設計/開発/評価に感性情報の導入を目的とし, 感性と表情情報の2次元(以下, 2D)/3次元(以下, 3D)動的解析と感性推定精度の比較, 表情情報を利用した食・環境の目動設計を行うバーチャルシミュレータの構築をし, 特に平成20年度は具体的に次を実施した. 1. 3D動的表情解析システムの構築と評価 2. 食・環境設計用3DCGシミュレータの開発 1については, ステレオビジョンを用いて2次元から3次元に拡張し, 3次元動的表情一感性推定システムを構築し, その有効性の評価を行った. また, 被験者を10名とし, 男女比較も検討した. 外部刺激を与えた際の感性評価についても検討し, その基盤システムの検討を行った. 2については, OpenGLとGLUTを用いた3DCGシミュレータに加え, Open CVを用いたコンビユータビジョンとのリンクを検討した. これに関連して, 2008年度に, 農業情報学会研究奨励賞を受賞した.
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