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2007 年度 実績報告書

東アジアのアワ在来品種の遺伝的多様性と歴史的変遷に関する学際的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19780241
研究機関県立広島大学

研究代表者

福永 健二  県立広島大学, 生命環境学部, 准教授 (50435533)

キーワードアワ / 在来品種 / 遺伝的多様性 / DNAマーカー / 系統分化 / 遺伝資源 / 起源と伝播 / 学際的研究
研究概要

アワ在来品種の多様性評価のためのマーカーのスクリーニングを行なった。マーカーのひとつはSSRマーカーであり,Jia, et. al.(2007;Genetic Resources and Crop Evolution54:233-236)に報告されている4つのマーカーを用いてユーラシア各地の代表的な品種200品種について調査を行なった。各プライマー組み合わせについてフラングメント長を分析したところいずれもきわめて多様であることが明らかとなった。本研究については2008年春の明治大学における日本育種学会大会において発表済みである。また,もうひとつのマーカーはトランスポゾン・ディスプレーである。これまで我々が発見したアワ由来のトランスポゾンの配列を用いてトランスポゾン・ディスプレーを行い,上記SSR解析に用いた200品種について系統解析を行なったところ,地理的に明瞭な分化がみとめられ,これまでのRFLPなどの分析の結果(Fukunaga, et. al.2002Genetic Resources and Crop Evolution49:95-101)と同様な傾向を示した。この結果については現在投稿準備中である。また,これまで既に開発済みのrDNA遺伝子間スペーサーの配列や欠失によるタイピング(Fukunaga et a1.2005.Heredltasl42:38-44,Fukunaga, et. al.2006.Theoretical and Applied Genetics113:261-269)を東アジア隣接のパキスタンの品種に応用し,まとまったデータを得ておりこれについても投稿準備中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アワ遺伝資源の多様性評価へのSSRマーカーの利用2008

    • 著者名/発表者名
      福永 健二
    • 学会等名
      日本育種学会
    • 発表場所
      明治大学理工学部
    • 年月日
      2008-03-28

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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