本応募研究課題では、開発した包括的二次元HPLCがディーゼル排出粒子中の多環芳香族炭化水素分析以外にも幅広く使用できることを確かめるため、近年に話題となっている化合物の分析に適用する。(1)平成19年度は大気中の発がん性/変異原性多環芳香族炭化水素の分析を行う。(2)平成20年度は内分泌かく乱物質の代謝生成物の分析を行う。(3)平成21年度は生薬中の残留農薬分析を行う。(4)平成22年度は魚介類中の内分泌かく乱物質の分析を行う。この包括的二次元HPLCは様々な試料に適用できる可能性が大きく、他の研究にも貢献できると期待される。
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