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2007 年度 実績報告書

Griscelli症候群原因遺伝子Rab27Aの活性化制御メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 19790242
研究機関東北大学

研究代表者

伊藤 敬  東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助教 (50373270)

キーワード色素細胞 / 色素小胞 / Rab27A / メラノサイト / メラノソーム / リソソーム関連オルガネラ
研究概要

本研究課題における目的は、Rab27Aの活性化制御機構を明らかにする事である。Rab27はRab型の低分子量Gタンパク質に属し、その活性化にはguanine nucleotide exchange factor (GEF)が、不活性化にはGTPase activating protein (GAP)が関与する事が想定されていた。申請者らにより、それまで未知であったRab27AのGAPが同定され、Rab27Aの不活性化メカニズムの一端が明らかになった。しかしながらRab27Aの活性化制御機構の全体像は明らかになっていない。Rab27Aは色素細胞内でのメラノソーム(色素小胞)の輸送に必須である事が知られており、申請者は実際に色素細胞のメラノソームの輸送を指標にGAPの同定を行なった。しかしながら培養細胞化した色素細胞ではRab27Aはそのほとんどのものが活性化状態で存在する事が分かり、Rab27Aの活性化メカニズムの解明が困難であると予想された。この問題を解決するために、申請者はRab27Aが成熟したメラノソームにのみ局在する事に着目し、メラノソームの成熟を人為的に操作する事ができれば、Rab27Aの活性化状態に影響を与える事ができるのではないかと考えた。メラノソームが膜で包まれたオルガネラである事から、膜輸送を制御するRabの中にメラノソームの形成・成熟に影響を与えるものを探したところ、約60種類のRabのなかで、メラノソームの大きさや輸送に影響を及ぼすRabを同定する事ができた。今後は、メラノソーム形成異常時におけるRab27Aの活性化状態を調べる事で、Rab27Aの活性化制御機構を明らかにしていく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] TBCドメインを含む新規Rab3A-GAPのスクリーニング2007

    • 著者名/発表者名
      石橋弘太郎、菅野栄子、伊藤敬、福田光則
    • 学会等名
      第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会大会 合同大会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-12-13

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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