研究課題
若手研究(B)
肝細胞癌においては、汎用の組織学的分類のみに基づいて、各症例の予後を予測することは困難であることが知られている。本研究は組織マイクロアレイを用いた免疫組織学的手法により、複数の遺伝子経路と肝細胞癌との関連性を検討し、経過予測可能な腫瘍群を得る発現型の抽出を目的とした。解析した個々の因子については、脈管侵襲、肝内転移などの臨床病理学的因子と相関するものもあったが、組織分類を補完するような発現型の抽出には至らず、今後の検討の課題である。
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Cancer 115(11)
ページ: 2491-504