2008 年度研究成果報告書

癌性幹細胞ニッチ構築における幹細胞マーカーCD133分子の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号	19790300
研究種目	若手研究(B)
配分区分	補助金
研究分野	実験病理学
研究機関	千葉県がんセンター(研究所)
研究代表者	下里修千葉県がんセンター(研究所), 発がん研究グループ, 研究員 (30344063)
研究期間 (年度)	2007 – 2008
キーワード	腫瘍 / 癌性幹細胞 / CD133 / 幹細胞ニッチ
研究概要	腫瘍細胞中の幹細胞マーカー発現細胞群(癌性幹細胞)は、免疫不全マウスへの移植において腫瘍形成能力が高い。そこで、CD133分子を内因性に発現するヒト大腸がん細胞株を用いて、幹細胞マーカーとして注目されるCD133分子の腫瘍形成における機能を検討した。その結果、CD133分子が、細胞増殖の亢進ならびに発がんに関連の深いβ-カテニン分子の調節に関与し、腫瘍形成に直接的に機能することを明らかにした。