血清中シアリルルイスXの合成制御機構および生体内免疫応答への関与

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19790398
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 病態検査学
• 研究機関: 東邦大学
• 研究代表者: 檜貝 孝慈 東邦大学, 薬学部, 講師 (70297711)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 臨床化学

研究概要

初めに、sLeX合成関連糖転移酵素群のFUT VIの遺伝子発現制御機構を転写レベルで解析し、転写開始点およびHNF-4αがFUT VIの発現に重要であることを明らかにした。つぎに、sLeXの生体内免疫応答への関与を、NK細胞上のCD94およびNKG2Dに着目し、その糖鎖リガンドを明らかにした。
本研究により、NK細胞上のCD94およびNKG2DがsLeX様の糖鎖を認識し、がん細胞の増殖を抑制することが考えられた。

研究成果

• [学会発表] NKG2Dリガンドの解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 今泉雄三、桧貝孝慈、東祐太郎、松本宏治郎
  • 学会等名: 第129回日本薬学会年会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 20090000
• [学会発表] NKG2D mediates cytotoxicity against high sialyl Lewis X-expresing cells (2008)
  • 著者名/発表者名: Higai K., Imaizumi Y., Azuma Y, Matsumoto K
  • 学会等名: Biochemistry and Molecular Biology
  • 発表場所: Kobe
  • 年月日: 20080000
• [学会発表] NKG2D糖鎖リガンドの解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 今泉雄三、楠原彬子、桧貝孝慈、東祐太郎、松本宏治郎
  • 学会等名: 第128回日本薬学会年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 20080000
• [学会発表] Transcriptional regulation of FUT VI in human hepatocellular carcinoma HepG2 cells (2007)
  • 著者名/発表者名: Higai K, Miyazaki N, Matsumoto K
  • 学会等名: Biochemistry and Molecular biology 2007
  • 発表場所: Yokohama
  • 年月日: 20070000
• [備考]
  • URL: http://www.phar.toho-u.ac.jp/facilities/open_reserch/15208/theme2.html