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2007 年度 実績報告書

レムナントリポ蛋白コレステロールと頚動脈硬化進展の前向き疫学研究

研究課題

研究課題/領域番号 19790432
研究機関久留米大学

研究代表者

佐藤 晃  久留米大学, 医学部, 助教 (80389246)

キーワード社会医学 / 脂質 / 循環器・高血圧
研究概要

レムナトリポ蛋白コレステローテ(RLP-cholesterol)は、動脈硬化性疾患を惹起する脂質して知られているが、RLP-cholesterolに関するエビデンスは乏しく、大規模な疫学研究も少ないのが現状である。このため、一般住民を対象とした検診を行い、大人数にRLP-cholesterolを測定し、メタボリックシンドロームの構成成分であるそれぞれのコンポーネントとの関連およびその重積毎のRLP-cholesterolの値から、どのレベル以上で危険域とするかを検討するとともに、前向き疫学研究を行なうことにより、冠動脈疾患や突然死の危険因子となり得るかも検討することを本研究の目的とした。
我々は1958年より福岡県田主丸町において経年的に一般住民検診を行ってきた。2002年よりは長崎県宇久町で一般住民検診を毎年行っている。本研究を進めていく上で、再検診および発掘調査は不可欠であり、平成19年度も長崎県宇久町で年一回の住民検診を行った。40歳以上の男女218名に、身体測定、栄養調査、血圧測定、血液検査(血計・一般生化学検査のほか糖・脂質代謝、高感度CRP、fibrinogen、Plasminogen activator inhibitor-1[PAI-1]、RLP-cholesterolなど) 、心電図、心・頚動脈エコーなどの検査を施行した。全てのデータを入力し、肥満度・総皮脂厚といった身体変量、糖・脂質代謝、fibrinogen・PAI-1等の血栓マーカー、エコーでの頚動脈内膜中膜厚とRLP- cholesterol 値との関連を解析する予定である。
また、1999年に我々が福岡田主丸町において行なった住民検診で、1261名分のRLP-cholesterolの測定結果が得られている。平成20年度に再検診を施行し、この前向き疫学研究を行う事としている。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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