研究課題
若手研究(B)
近年、検屍や法医解剖などの現場において薬物関与の確認法として市販の免疫学的検出キットが頻用されている。しかし、これらキットで検出可能な薬物は乱用薬物など一部に限られている。そこで、より迅速に多種多様な薬物に対する抗体作成が容易となるような抗体ファージライブラリー法による抗薬物抗体の作製と薬物検出法についての研究を行った。本研究では、国内において中毒事故の多い抗精神病薬フェノチアジンについて、その誘導体を合成し、タンパクとの複合体を調製して免疫抗原の作成を行った。