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2008 年度 実績報告書

SLPIにおける転写調節機構の分子生物学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 19790554
研究機関東北大学

研究代表者

榊原 智博  東北大学, 病院, 助教 (80422111)

キーワードSLPI / 結合タンパク質
研究概要

前年までにSLPI結合タンパク質の候補として同定していたTaxREB107については、Blot overlay assay法を用いてもタンパク質の結合が確認できなかった。また抗SLPI抗体の作成も実験に使用できる抗体を作成できなかった。よって当該年度は新たな方法で再度SLPI結合タンパク質の検索を試みた。まずGST融合SLPIタンパク質を大腸菌に発現させ精製した。次にマウスから肺を取りだし、ホモジナイズしてマウス肺タンパク質抽出物を得た。このマウス肺タンパク質抽出物と、GST融合SLPIタンパク質をバッファー内でインキュベーションし、SLPIと結合するタンパク質をGST融合SLPIタンパク質に結合させる。その後グルタチオンセファロースを用いて、SLPIと結合タンパク質候補との複合体を精製し、そのタンパク質をSDS-PAGEにより分離し、SLPI結合タンパク質の同定を試みた。SDS-PAGE後にCBB染色でタンパク質を可視化したが、SLPI結合タンパク質の候補となるタンパク質のバンドは検出されなかった。このことは当初はTaxREB107はSLPI結合タンパク質の候補であったが、アフィニティー精製法では非特異的に結合していた可能性が高く、またこれらの実験結果から、肺組織においてSLPI結合タンパク質は、極めて少数、少量のみ存在するか、またはアフィニティー精製法、Pulldown法では検出できない可能性がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Successful treatment of carcinomatous meningitis with gefitinib in a pat ient with lung adenocarcinoma harboring a mutated EGF receptor gene2008

    • 著者名/発表者名
      福原達朗、榊原智博, 他6名
    • 雑誌名

      Tohoku J Exp Med 214

      ページ: 359-363

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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