2008 年度研究成果報告書

気管支喘息における免疫グロブリンの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号	19790557
研究種目	若手研究(B)
配分区分	補助金
研究分野	呼吸器内科学
研究機関	神戸大学
研究代表者	小林和幸神戸大学, 医学部・附属病院, 特定助教 (50403275)
研究期間 (年度)	2007 – 2008
キーワード	気管支喘息 / 大量免疫グロブリン療法 / 抗原提示細胞
研究概要	気道粘膜におけるIgG輸送がFcRnを介して行われていることを示した。また、喘息モデルマウスに外因性にIgGを投与したところ喘息が軽減することが示された。この効果は特にIgG1型の免疫グロブリンで顕著であったが、FcγレセプターIIBを欠損させたマウスでは効果は認められなかった。これは肺の抗原提示細胞の活性化修飾によるもので、FcγレセプターIIB欠損マウスに野生型マウスの骨髄から誘導した抗原提示細胞を移植することで、野生型マウス同様にIgGの抑制効果を認めたことで証明された。