間質性肺炎におけるレドックス蛋白チオレドキシンの臨床応用について

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19790572
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 呼吸器内科学
• 研究機関: 久留米大学
• 研究代表者: 北里 裕彦 久留米大学, 医学部, 助教 (80309757)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 間質性肺炎

研究概要

恒常的発現肺特異的発現IL-18トランスジェニック(TG)マウスとテトラサイクリンで誘導される肺特異的発現IL-18TGマウスを報告した。前者は肺気腫が出来るにもかかわらず後者のTGマウスは間質性肺炎が誘導された。これらの結果よりIL-18の発現のタイミングや発現量で間質性肺炎と肺気腫が誘導されることが判明した。また間質性肺炎患者の肺病変部では大量にチオレドキシンを産生していた(投稿準備中)。

研究成果

• [雑誌論文] 80歳以上の高齢者非小細胞肺癌へのゲフィチニブ(イレッサ)投与に関する臨床的検討. (2008)
  • 著者名/発表者名: 梶山智子,北里裕彦,池田二郎,阿部一朗,末友仁,佐藤留美,松永和子,合原るみ,大久保洋,末安禎子, et al.
  • 雑誌名: 呼吸と循環 56(5) ページ: 527-532
  • 査読あり
• [雑誌論文] 当院において検出されたnon-mac ntm症例の臨床的検討. (2008)
  • 著者名/発表者名: 立花恒輔,北里裕彦,田尾義昭,猪島尚子,吉田誠,高田昇平,川崎雅之.
  • 雑誌名: 日本呼吸器学会雑誌 46(増刊) ページ: 316
• [雑誌論文] 特発性肺線維症と非特異性間質性肺炎におけるレドックス活性蛋白thioredoxin 1の発現の検討. (2008)
  • 著者名/発表者名: 岩田安弘,岡元昌樹,星野友昭,北里裕彦,岩永知秋,相澤久道.
  • 雑誌名: 日本呼吸器学会雑誌 46(増刊) ページ: 274
• [雑誌論文] 特発性肺線維症(uip)の組織学的予後因子に関する検討. (2008)
  • 著者名/発表者名: 永田忍彦,北里裕彦,川畑政治,福島一雄,岩永知秋,加治木章,北原義也,相澤久道.
  • 雑誌名: 日本呼吸器学会雑誌 46(増刊) ページ: 194
• [雑誌論文] Pulmonary inflammation and emphysema: Role of the cytokines il-18 and il-13. (2007)
  • 著者名/発表者名: Hoshino T, Kato S, Oka N, Imaoka H, Kinoshita T, Takei S, Kitasato Y, Kawayama T, Imaizumi T, Yamada K, et al.
  • 雑誌名: Am J Respir Crit Care Med 176(1) ページ: 49-62
  • 査読あり
• [雑誌論文] キノコ包装作業者に発症した職業性過敏性肺臓炎の2例. (2007)
  • 著者名/発表者名: 北里裕彦,成田優子,時任高章,岡元昌樹,合原るみ,星野友昭,古賀丈晴,岩永知秋,相澤久道.
  • 雑誌名: 日本職業・環境アレルギー学会雑誌 14(2) ページ: 52-59
  • 査読あり
• [雑誌論文] Discordant uip(usual interstitial pneumonia)と考えられた1例. (2007)
  • 著者名/発表者名: 大下祐一,北里裕彦,矢野敬文,岡元昌樹,星野友昭,木下正治,藤本公則,永田忍彦,加藤誠也,古賀丈晴, et al.
  • 雑誌名: 臨牀と研究 84(8) ページ: 1122-1125
  • 査読あり
• [雑誌論文] 器質化肺炎様の多発斑状影を呈したstreptococcus dysgalactiae subsp.Equisimilisによる細菌性肺炎の1例. (2007)
  • 著者名/発表者名: 松井大作,北里裕彦,本多靖洋,上野敬子,田中篤利,枝國信貴,向野達也,西村宗胤,川山智隆,星野友昭,et al.
  • 雑誌名: 日本呼吸器学会雑誌 45(1) ページ: 36-42
  • 査読あり
• [雑誌論文] 間質性肺炎におけるsp-aの発現と病型、予後. (2007)
  • 著者名/発表者名: 永田忍彦,北里裕彦,川畑政治,福島一雄,相澤久道,岩永知秋,加治木章,北原義也.
  • 雑誌名: 日本呼吸器学会雑誌 45(増刊) ページ: 257
• [備考]
  • URL: http://www.med.kurume-u.ac.jp/med/imed1/index.html