研究課題
若手研究(B)
ヒト近位尿細管上皮細胞におけるTGF-β1誘導性アポトーシスを、ヒストン脱アセチル化阻害剤TSAが抑制することが示された。このアポトーシスはERKシグナルを介していることが示された。TSAは転写レベルで脱リン酸化酵素を誘導し、ERK活性を抑えることで、アポトーシスを防いでいる可能性が考えられた。今後、動物モデルに対して成果を検討し、アポトーシスが一因となる腎不全に対して、ヒストン脱アセチル化阻害剤が新たな治療薬となり得るか、その可能性を検討する。
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