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2008 年度 実績報告書

慢性腎臓病における蛋白メチル化とその意義

研究課題

研究課題/領域番号 19790594
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

立松 覚  慶應義塾大学, 医学部, 助教 (20317126)

キーワード慢性腎臓病 / 蛋白メチル化 / メタボローム
研究概要

生体においてタンパク質のメチル化修飾は種々の重要な役割を果たしているが, 慢性腎臓病(CKD)における動態・意義は不明である. そこで, 本研究では最初にCKDにおいて蛋白メチル化が亢進しているかどうかの検討を行った. Spontaneously hyper七ensiverat(SHR)を用い, 6分の5腎摘を行い, CKDモデルラットを作成し, 正常コントロールラットにはsham手術を行った. モデル作成4週間後, CKDモデルラットにおいて腎機能障害が確認され(creatinine clearance : 正常コントロール ; 1.87±0.15, CKD ; 0.33±0.32ml/min, p<0.05), 各種評価を行った. CKDモデルラットの腎組織においてメチル化酵素であるprotein arginine methyltransferase(PRMT)1の発現が亢進しており, タンパク質中のメチルアルギニン発現の亢進も認められた. 次にCKDモデルラットの腎組織を用い, アミノ酸につきメタボローム解析を行った. 正常コントロールラットと比較し, 3-Aminopyrrolidine ; Piperazine, Hexylamine, Creatinine, 1-Amino-1-cyclopentanecarboxylate ; Pipecolate, Citrulline, などの物質が増加し, Pro, Guanidoacetate, Carni七ine, Pyridoxal, Trp, 2LDeoxycytidine, Anserine ; Homocamosine, Thiamineなどの物質が低下していることを見出した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Effect of azelnidipine on the expression of PRMT1 in human coronary a rtery endothelial cells2008

    • 著者名/発表者名
      Satoru Tatematsu
    • 学会等名
      International Society of Hypertension
    • 発表場所
      Berlin
    • 年月日
      2008-06-16

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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