研究課題
若手研究(B)
糖尿病発症前の段階では血糖変動が生じ、単球の内皮細胞接着が生ずる。この際、内皮細胞では形質転換を生じ、平滑筋細胞としての表現系を同時に有するAPEC(Alpha-smooth muscle Positive Endothelial Cell)となることを見出した。本細胞は動脈硬化プラークに一致して高密度に存在しており、通常血管内皮細胞に比較し、より硬度が増加していた。本研究により、動脈硬化発症過程において血管内皮細胞は単球・マクロファージとの相互作用のもとに物理特性を能動的に変化させることが明らかになった。
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Biochemical and Biophysical Research Communications Volume 380
ページ: 620-626