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2008 年度 実績報告書

劇症1型糖尿病患者血清の解析による新規インスリン様分子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 19790641
研究機関大阪医科大学

研究代表者

三柴 裕子  大阪医科大学, 医学部, 非常勤医師 (80377415)

キーワード劇症1型糖尿病 / 血清 / インスリン様物質 / タンパク質間相互作用分析
研究概要

1. rIR-FLAG分泌タンパクの作成
BHK細胞株に遺伝子導入したrIR-FLAGの分泌タンパクを得ることが出来たため、これを培養し、上清を100倍に濃縮した。しかし、100倍濃縮後でも、rIR-FLAGの濃度は0.1mg/ml程度であった。BaitとしてのrIR-FLAGは1mg/ml以上必要であることが判明したため、rIR-FLAGのplasmid vectorを組み込んだ組み換えウイルスを作製し、カイコ幼虫に感染させてその体液から大量にrIR-FLAGを回収するという方法を試みた。感染カイコ幼虫の体液中で、rIR-FLAGのmRNAレベルの発現は確認できたが、タンパクの発現には至らなかったため、は1mg/ml以上のrIR-FLAGを得ることは出来なかった。
2. タンパク質間相互作用分析
インスリンとrIR-FLAGとのタンパク質間相互作用分析の予備実験を、アフィニティークロマトグラフィー、Far-Westernプロット法、Pull-down法を用いて行った。アフィニティークロマトグラフィー、Far-Westernプロット法ではインスリンの確認は不可であった。抗FLAG M2 affinity beadsを用いてインスリンとrIR-FLAGをpull-downしたところ、最終産物におけるインスリンの確認が、インスリンが高濃度である際には成功することもあったが、再現性のある結果は得られなかった。予備実験の結果を踏まえて、当該患者血清を使用してのタンパク質間相互作用分析にまでは至っていない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] GAD抗体、インスリン自己抗体ほか2008

    • 著者名/発表者名
      三柴裕子、今川彰久、花房俊昭
    • 雑誌名

      総合臨床 57

      ページ: 1934-1937

  • [学会発表] 劇症1型糖尿病におけるClass II HLA遺伝子型の検討2008

    • 著者名/発表者名
      堤千春、三柴裕子、寺前純吾、今川彰久、花房俊昭
    • 学会等名
      第51回日本糖尿病学会年次学術集会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-05-23

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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