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2008 年度 実績報告書

Evi1アセチル化機構解明と白血病治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 19790670
研究機関宮崎大学

研究代表者

山川 哲生  宮崎大学, 医学部, 助教 (60335825)

キーワードEvi1 / 白血病 / アセチル化
研究概要

白血病の原因遺伝子として転写因子と考えられているEvi1を同定しており、機能解析を通して治療に貢献しようとしている。解析の過程で、Evi1が過剰にアセチル化されていることが判明し、アセチル化機構解明が白血病の治療につながると考え、以下の研究を行った。
1. 白血病細胞での内在性Evi1核内結合タンパク質の同定
Evi1内在性発現細胞であるAML1細胞(ヒト急性骨髄性白血病)の核からタンパク質を抽出した。抗Evi1抗体を用いてEvi1結合タンパク質を回収し、質量分析計による同定を行った。主要な結合タンパク質として4種類検出できたが、1種類のみ同定に成功した。293細胞で免疫染色を行ったところ、Evi1と結合タンパク質の共局在が検出できた。また、免疫沈降法によっても結合は確認できたことから、Evi1の核内結合タンパク質と考えられる。現在、白血病細胞でのEvi1と結合タンパク質の局在を確認中である。
2. Evi1アセチル化に対する結合タンパク質の影響
同定したEvi1結合タンパク質がEvi1のアセチル化に影響を及ぼすか調べた。これまでに564番目のlysineがアセチル化されることがその活性に重要であることが判明し、564Lysのアセチル化を認識する抗体も作製している。結合タンパク質によるEvi1の全アセチル化修飾の違いを調べたが差はなかった。次に、作成した564Lysアセチル化認識抗体により、結合タンパク質の564Lysのアセチル化への影響を調べたが差は検出できなかった。
まだ未同定のEvi1結合タンパク質があるので、質量分析計による同定を行っていく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 産業財産権 (1件)

  • [産業財産権] 細胞接着阻害剤およびその用途2009

    • 発明者名
      山川哲生
    • 権利者名
      宮崎大学
    • 産業財産権番号
      特願2009-041204
    • 出願年月日
      2009-02-24

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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