研究課題
若手研究(B)
ハチアレルギー患者における重症度マーカーを解析するために、末梢血好塩基球からのLTC4、 Histamine、 PGD2の分泌を測定した。その結果、ハチアレルギー患者は健常人に比べ、ハチ毒特異的にLTC4及びHistamineの分泌克進が認められたが、重症度との相関は得られなかった。一方、ハチアレルギーマウスモデルによる抗IgE抗体の有効性について解析した結果、抗IgE抗体はハチ毒によって産生された血清総IgE値を減少させ、その効果持続期間は2-3週間以内であった。また、抗IgE抗体はアナフイラキシー症状の出現を抑え、牌細胞からのLTC4分泌やTh2型サイトカイン産生を抑制し、 Thl型サイトカイン産生を誘導した。この結果、抗IgE抗体はアナフイラキシーの発症予防に有効である可能性が示唆された。
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