3症例は、多剤併用療法(HAAART)中断後に血中HIV-1 RNA量(virl load)の再上昇が観寮された症例であり、末梢血白血球中のHIV-1 DNA、及び、HIV-1m RNAは、共に、viral loadとほぼ完に同調した推移を示し、viral loadの再上昇を予見する因子として広く利用できる可能性は低いと判断された。1症例はHAART中断後、長期にわたりviral loadを低レベルで維持しており、HAART施行期間や中断期間において、末梢血白血球中にHIV-1 DNA、及び、HIV-1 mRNAが検出されることはなかった。
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