研究課題
若手研究(B)
Wilson病は肝臓に銅が蓄積することにより様々な障害を引き起こす。本研究では本症の肝障害の発症機構を明らかとし、将来的に肝障害への移行を予防する治療を検討する事が目的である。モデルラットを用いて検討した結果、生後早期から肝臓に銅が蓄積しミトコンドリア障害が誘導されていると考えられた。また、酸化ストレス制御機構が低下している可能性が示唆された。本研究結果から本症ではレドックス制御の正常化による治療効果の検討が必要であると考えられる。