尋常性天疱瘡(PV)において病態と関連する抗デスモグレイン3(Dsg3)抗体の産生にはDsg3を認識する自己反応性T細胞の関与が推測されている。そこで、PVモデルマウスを利用し、Dsg3反応性T細胞の特性を解析した。まずDsg3反応性T細胞株を樹立し、このT細胞株の中にはPVを誘導できる病原性の有る株と無い株が存在することを明らかにした。さらにこの病原性にとってIL-4が重要な分子であり、IL-4を阻害することによりPV発現型が抑制されることを示した。以上よりIL-4を標的とする新規治療法の可能性を示した。
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