2008 年度研究成果報告書

NOおよびNOSの接触皮膚炎における生理的意義とその役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号	19790808
研究種目	若手研究(B)
配分区分	補助金
研究分野	皮膚科学
研究機関	産業医科大学
研究代表者	杉田和成産業医科大学, 医学部, 助教 (40412647)
研究期間 (年度)	2007 – 2008
キーワード	皮膚生理学
研究概要	iNOSは皮膚炎症に関与することが示唆されているが、そのメカニズムは明らかにされていない。そこで、代表的な炎症性皮膚疾患の1つである接触皮膚炎モデルを用いて、iNOSが皮膚免疫応答において負に制御する因子であることを示す。iNOS抑制剤を投与したマウスでは有意に接触過敏反応が亢進した。その機序は皮膚樹状細胞のアポトーシス抑制や遊走能亢進を介して起こることを明らかにした。こうしたiNOSの樹状細胞調節機構解明の成果は炎症性皮膚疾患制御への糸口となる。