双極性障害患者由来リンパ芽球におけるミトコンドリアプロテオーム解析

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19790845
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 精神神経科学
• 研究機関: 独立行政法人理化学研究所
• 研究代表者: 数野 安亜 独立行政法人理化学研究所, 精神疾患動態研究チーム, リサーチアソシエイト (40360523)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 脳神経疾患 / プロテオーム / ミトコンドリア

研究概要

一卵性双生児双極性障害不一致例由来の培養リンパ芽球のミトコンドリア分画からタンパク質の回収を行い、蛍光標識2次元ディファレンシャルゲル電気泳動を用いて、一卵性双生児双極性障害不一致例におけるリンパ芽球のミトコンドリア関連タンパク質の比較解析を行った。その結果、両者で差異を示す可能性があるタンパク質が認められ、一卵性双生児双極性障害不一致例間で発現の変化するタンパク質群が存在することが分かった。

研究成果

• [雑誌論文] Mitochondrial DNA haplogroup analysis in patients with bipolar disorder (2009)
  • 著者名/発表者名: Kazuno AA, Munakata K, Mori K, Nanko S, Kunugi H, Nakamura K, Mori N, Yamada K, Yoshikawa T, Kato N,Kato T
  • 雑誌名: Am J Med Genet B Neuropsychiatr Genet 150B(2) peer reviewed ページ: 243-7
• [雑誌論文] Relationships between mitochondrial DNA subhaplogroups and intracellular calcium dynamics (2008)
  • 著者名/発表者名: Kazuno AA, Munakata K, Tanaka M, Kato N, Kato T
  • 雑誌名: Mitochondrion 8(2) peer reviewed Epub 20071223 ページ: 164-9
• [学会発表] Mitochondrial DNA polymorphisms and intracellular Ca2+ signalin (2008)
  • 著者名/発表者名: An-a Kazuno
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会・第81回日本生化学会大会(BMB2008)
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2008-12-12
• [学会発表] Analysis of mitochondrial DNA polymorphisms and haplogroups in Bipolar Disorder (2008)
  • 著者名/発表者名: An-a Kazuno
  • 学会等名: 16th World Congress on Psychiatric Genetics (WCPG 2008)
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2008-10-13
• [学会発表] Effect of mitochondrial DNA polymorphisms on responses to cellular stress (2008)
  • 著者名/発表者名: An-a Kazuno
  • 学会等名: 2nd WFSBP Asia-Pacific Congress and 30th Annual Meeting of JSBP
  • 発表場所: 富山
  • 年月日: 2008-09-12
• [学会発表] ミトコンドリアのカルシウム調節におけるG418の影響について (2007)
  • 著者名/発表者名: 数野安亜
  • 学会等名: 第7回日本ミトコンドリア学会
  • 発表場所: 鹿児島
  • 年月日: 2007-12-21
• [学会発表] 細胞質のカルシウム反応に影響するミトコンドリアDNA12358多型と双極性障害の関連解析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 数野安亜
  • 学会等名: 第29回日本生物学的精神医学会・第37回日本神経精神薬理学会合同年会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2007-07-13
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://www.riken.jp/index_j.html