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2007 年度 実績報告書

急性期虚血性脳疾患におけるPET診断簡略化を目指した自動検出解析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19790861
研究機関福井大学

研究代表者

小林 正和  福井大学, 高エネルギー医学研究センター, 寄附研究部門教育職員 (30444235)

キーワード放射線 / 核医学(PET) / 脳・神経 / 画像診断技術学 / 画像解析学
研究概要

当該年度の研究実施計画では、急性期中大脳動脈閉塞を施した動物モデルに対し、計算技術用ソフトMATLABを使用して脳梗塞領域を自動検出解析するプログラム作成を目的とした。しかし、当施設の小動物PET装置が未だ実用化に至らず開発段階ということもあり、小動物データを使わず既に確立されているヒトのデータを用いて研究を始めることにした。
我々は簡単にプログラム可能であると言われているMATLAB言語をプラットホームとして選択したが、この言語を用いて一からソフト開発を行った経験がなく基本的なプログラム手法から習得する必要があり多くの時間を費やした。また、臨床医療用画像は、通常8あるいは16ビットで構成されており、画像マトリックス数も64×64〜512×512まで多種多様であるので各画像に対応する画像入出力プログラム作成には非常に困難を要した。したがって、当該年度内ではヒトの脳PET画像を入出力可能な画像表示システムの構築までを可能とした。目標であった画像解析プログラムの導入は行えなかったので次年度以降の課題である。
このシステムを構築開始する以前から、我々は虚血性脳疾患における無採血簡略的検査法を開発に取り組んできたわけだが、この研究の開始段階では改善の余地ある方法であった。そこで、放射性薬剤投与後の撮像方法を検討して更なる検査時間短縮化に成功した。この簡便化検査法と研究課題の自動検出解析システムを最終的に構築し組み合わせることによりPET診断の簡略化が更に向上すると思われた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Shorter Examination Method for the Diagnosis of Misery Perfusion with Count-based Oxygen Extraction Fraction Elevation in 15O-Gas PET2008

    • 著者名/発表者名
      Masato Kobayashi, Takashi Kudo, Tetsuya Tsujikawa, Makoto Isozaki, Yoshikazu Arai, Yasuhisa Fujibayashi, Hidehiko Okazawa
    • 雑誌名

      The Journal of Nuclear Medicine 49

      ページ: 242-246

    • 査読あり
  • [学会発表] 無採血脳PET検査法を用いた貧困灌流領域診断における短時間撮像法の検討2007

    • 著者名/発表者名
      小林正和、岡沢秀彦、辻川哲也、工藤崇、藤林靖久
    • 学会等名
      第47回日本核医学会学術総会
    • 発表場所
      仙台国際センター
    • 年月日
      20071104-06

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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