研究課題
若手研究(B)
肝幹細胞の自己複製制御機構の破綻によって生じる発癌過程の理解を目的とし、マウス肝幹細胞におけるポリコーム群遺伝子Ring1Bの機能解析を行った。Ring1Bコンディショナルノックアウトマウスを用い、胎生8.5日目から胎生13.5日目にかけてRing1B遺伝子の欠損を誘導したところ、肝発生の初期ステップが著しく阻害されることが明らかとなった。このとき、Ring1Bを欠損した肝幹細胞では自己複製能が著しく低下するとともに、負の細胞増殖制御因子であるCdkn2aの脱抑制が観察された。本研究より、肝幹細胞の自己複製においてRing1Bが必須であることが明らかとなった。
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