骨軟骨組織における核内受容体高次機能解明を目的として、軟骨組織特異的核内受容体遺伝子欠損マウス作出するために、9型コラーゲン(Co19)遺伝子座にCre Recombinaseを挿入したCo19-Cre(CreERT^2)ノックインマウス作出のためのTargeting Vectorを完成させたが、ES細胞に遺伝子導入した結果、遺伝子組み換え効率が非常に悪く、Southern blotting法による確認により、組み換え体のES細胞を得られなかった。そこで、従来のエレクトロポレーション法ならびにREDシステムによる遺伝子組み換えによるTargeting Vectorの作成から、Invitrogen社製、BP recombinaseおよびLR recombinaseを用いたTargeting Vector作成に切り替え、Targeting Vectorが完成し、すべての塩基配列を確認後、現在ES細胞への遺伝子導入により、組み換え体の作出を行っている段階であり、残念ながら報告時点で、Co19-Creノックインマウスの作出には至っていない。また、PPAR γ floxマウスはバッククロスが進んでいる。
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