前立腺癌骨転移におけるMMPsを介する分子機序の解明及び骨転移症例に対するバイオマーカーとしてのMMPの臨床的有用性について検討した。前立腺局所のMMPsの発現強度に対する評価として、FIZ(film in situ zymography)、Zymography(GZG)、免疫組織化学を施行(IHC)。治療前血清MMP-2/9を測定し、各種臨床病理学的パラメータならびに前立腺局所でのゼラチナーゼ活性との相関を比較検討した。前立腺癌の骨転移にはMMP-2が強く関与しており、前立腺局所におけるMMP-2活性ならびに血清MMP-2値は、バイオマーカーとして有用であることが示めされた。
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