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2007 年度 実績報告書

腎結石形成・消失現象に関わる遺伝子群の同定とマクロファージ機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19791122
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

岡田 淳志  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 臨床研究医 (70444966)

キーワード尿路結石 / シュウ酸カルシウム / グリオキシル酸 / モデルマウス / オステオポンチン / ノックアウトマウス / マイクロアレイ / マクロファージ
研究概要

DNAマイクロアレイによるマウス腎結石形成・消失に関わる遺伝子群の同定
結石モデルマウスの手法を用いて,wild-typeマウスとOPNノックアウトマウスに対し,80mg/kgのグリオキシル酸を腹腔内投与することによりシュウ酸カルシウム結晶を誘発した。準備実験同様,結晶形成はwild-typeの3日目より生じ,6日目をピークとして消失した。腎よりtotalRNAを抽出し,マイクロアレイ解析を行った。マイクロアレイデータをデータマイニングソフトにて解析し,結石形成期(day3-6)および結石消失期(day9-15)に特異的な発現の変化を抽出した。Gene Ontology解析ソフトウェアを用い抽出された遺伝子群が属する分子機能カテゴリーを抽出した。その結果,有意に発現増加したのは,結石形成・消失期を通して炎症・免疫関連遺伝子群であった。また有意に発現低下したのは,結石形成期に脂質代謝関連遺伝子群と,結石消失期に抗酸化ストレス関連遺伝子群であった。現在抽出された遺伝子を中心に,定量PCRによる発現定量を再検している。
腎結石消失に関わるマクロファージ機能の解明
wild-typeマウスの腎に対し,マウスマクロファージ染色(F4/80免疫染色)を施行した。経日的に,腎間質にマクロファージが増加した。平成20年3月マクロファージ機能不全マウス(B6C3Fe a/a-Csfop/Jマウス)ヘテロ型を搬入し,交配を開始した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Successful formation of calcium oxalate crystal deposition in mouse kidney by intraabdominal glyoxylate injection2007

    • 著者名/発表者名
      Atsushi Okada, et. al.
    • 雑誌名

      Urological Research 35

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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