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2007 年度 実績報告書

SCCA1蛋白の新規ターゲットプロテアーゼ同定と頭頚部癌細胞での役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19791212
研究機関九州大学

研究代表者

安松 隆治  九州大学, 大学病院, 助教 (00444787)

キーワード頭頸部癌 / protease inhibitor / SCC 抗原 / 腫瘍マーカー
研究概要

1.SCCA1蛋白が特異的に結合するproteaseが頭頸部癌細胞中に存在するのではないか。
2.このproteaseが SCCA1 蛋白と細胞内外で結合することによって癌細胞の浸潤、増殖が抑えられているのではないか。
ということを明らかにするために本年度は以下の研究を行った。
ヒトSCCA1蛋白を大腸菌を用いて精製し、頭頸部癌細胞の培養メディウムに加え、癌細胞の増殖、浸潤能の解析を行った。
細胞外でのSCCA1蛋白の役割について解析を行うため、ヒトSCCA1蛋白を精製し、異なった濃度を用いて培養細胞株にSCCA1蛋白を加え、増殖能、またmatrige1を用いて浸潤能の解析を行った。結果としてSCCA1蛋白添加群では、癌細胞の増殖、浸潤能が抑制されていた。
細胞内外でSCCA1蛋白と特異的に結合するproteaseが存在しないか解析した。
細胞外でのSCCA1蛋白と結合するprotease同定のため、頭頸部癌細胞の培養メディウムにSCCA1蛋白を添加した後、メディウムを回収しimmunoblot法でcomplex bandの出現の有無を解析した。細胞内でのSCCA1蛋白と結合するprotease同定のため、以前樹立したSCCA1遺伝子導入株、コントロール株から蛋白を抽出し、immunoblot法でcomplex bandの出現の有無を解析した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Metastatic hepatocellular carcinoma of the external auditor canal.2007

    • 著者名/発表者名
      Yasumatsu, R, et. al.
    • 雑誌名

      World J Gastroenterol. 13(47)

      ページ: 6436-6438

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 原発性副甲状腺機能充進症症例の臨床的検討2007

    • 著者名/発表者名
      安松隆治, 他
    • 雑誌名

      耳鼻と臨床 53(3)

      ページ: 144-147

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Signal transducers and activators of transcription 3 up-regulates vascular endothelial growth factor factor production and tumor angiogenesis in head and neck squamous cell carcinoma.2007

    • 著者名/発表者名
      Maeda, et. al.
    • 雑誌名

      Oral Oncol. 43(8)

      ページ: 785-790

    • 査読あり
  • [学会発表] A Novel SERPINB11 expression in HNSCC2007

    • 著者名/発表者名
      Yasumatsu, R, et. al.
    • 学会等名
      American Academy of Otolaryngology, Head and Neck Surgery 2007
    • 発表場所
      Washingto DC, USA
    • 年月日
      20070900

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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