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2007 年度 実績報告書

癌抗原ペプチドとOK432局所投与による頭頚部扁平上皮癌への抗腫瘍効果の誘導

研究課題

研究課題/領域番号 19791246
研究機関久留米大学

研究代表者

小野 剛治  久留米大学, 医学部, 助教 (70449916)

キーワードCTL / ペプチド / SCCA
研究概要

頭頸部扁平上皮癌に対するペプチドワクチン療法を行うために、SCCA(扁平上皮癌抗原)由来のHLA・A24拘束性のCTL(CytotoxicTlymphocyte)ペプチドを同定し、臨床応用への可能性を探ることにある。これらのペプチドが頭頸部癌患者末梢血単核球からCTLを誘導できるか、全身、局所での抗SCCAペプチド抗体(IgG,IgA)の関与があるかを検討し、抗腫瘍効果による頭頸部癌での臨床応用を考えている。今回、頭頸部扁平上皮癌患者の末梢血単核球からのSCCA由来のペプチドによるCTL誘導能を検討した結果、SCCAペプチドにより誘導されたCTLはHLA-A24拘束性にSCCA発現癌細胞に対し細胞傷害性を示した。また化学療法に良好な反応がえられた患者の腫瘍局所にはリンパ球の浸潤が著名であり反応のよい患者からのCTL誘導能、悪い患者からの誘導能につき比較検討している。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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