本研究の目的は、顔面神経核で強く発現するセリンプロテアーゼ群の、顔面神経障害および再生における機能を明らかにすることである。具体的には、Transection axotomyによる軸索損傷モデル、運動神経の移植モデル等におけるmotopsinとneurosin、GAP-43などの発現動態をin situ hybridization,免疫組織化学により明らかにする。また、運動神経の移植した場合の予後とプロテアーゼの発現動態との関連を検討し、当該プロテアーゼの臨床的意義を明らかにすることを計画する。
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