研究概要 |
同種のヒト表皮幹細胞が、難治性皮膚潰瘍治療に応用された。患者5例に適用され、2年を超えて治療に難渋してきた皮膚潰瘍患者に於いても、最短4日、長くても40日程度で完全上皮化またはほぼ上皮化が得られ、その有効性が確認された。一方ヒト表皮幹細胞が産生する増殖因子IGF,VEGF,IL-6,TGF-b,EGF,bFGF,Leptin,TNF-aを同時測定した。その結果表皮幹細胞は、IL-6除く全ての増殖因子が多量に産生されていることが解った。これらのことから、表皮幹細胞の有用性の一部が説明出来るものと思われた。
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