RNA干渉法による心筋虚血再灌流後心筋障害のメカニズム解明と遺伝子治療への応用

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19791332
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 救急医学
• 研究機関: 京都府立医科大学
• 研究代表者: 加藤 祐子 京都府立医科大学, 附属病院, 専攻医 (50398400)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 心筋虚血再潅流 / RNA干渉法 / 遺伝子治療

研究概要

ラット心筋細胞にsiRNAを導入する実験は、In Vitro系はNucleofection法にて、 In Vivo系はHVJ Envelope Vectorを用いて行い、Real Time PCR及びWestern Blotで成功したことを確認した。p38MAP kinaseをノックダウンすることにより、サイトカイン放出及び心筋収縮力が低下することは、In Vitroの実験では確認した。In Vivo系において、心筋梗塞の減少効果については、今後実験結果を確認する予定である。

研究成果

• [雑誌論文] 食道閉鎖症、大動脈縮窄症に高度の先天性気管狭窄症を合併し、呼吸管理に難渋した1症例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 谷口彩乃, 梅内貴子, 志馬伸朗, 加藤祐子, 橋本悟
  • 雑誌名: 日本集中治療医学会雑誌 15(4) ページ: 539-542
• [雑誌論文] A randomized trial of ultrasound image-based skin surface marking versus real-time ultrasound-guided internal jugular vein catheterization in infants (2007)
  • 著者名/発表者名: Hosokawa K, Shime N, Kato Y, Hashimoto S.
  • 雑誌名: Anesthesiology 107(5) ページ: 720-724
• [雑誌論文] Glycopeptide pharmacokinetics in current paediatric cardiac surgery practice. (2007)
  • 著者名/発表者名: Shime N, Kato Y, Kosaka T, Kokufu T, Yamagishi M, Fujita N.
  • 雑誌名: Eur J Cardiothorac Surg 32(4) ページ: 577-578
• [雑誌論文] Effects of controlled perioperative antimicrobial prophylaxis on infectious outcomes in pediatric cardiac surgery. (2007)
  • 著者名/発表者名: Kato Y, Shime N, Hashimoto S, Nomura M, Okayama Y, Yamagishi M, Fujita N.
  • 雑誌名: Crit Care Med 35(7) ページ: 1763-1768
• [学会発表] 肺高血圧を有する乳児先天性心疾患根治術後での早期抜管は術後炎症反応を軽減する (2008)
  • 著者名/発表者名: 梅内貴子, 志馬伸朗, 加藤祐子, 橋本悟
  • 学会等名: 第30回日本呼吸療法医学会総会
  • 発表場所: 松本
  • 年月日: 2008-07-04
• [学会発表] 小児静脈穿刺におけるトランスイルミネーション法の有用性を評価するパイロットスタディ (2008)
  • 著者名/発表者名: 貴志千春, 加藤祐子, 志馬伸朗
  • 学会等名: 第55回日本麻酔科学会学術集会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2008-06-12
• [学会発表] 診断治療に難渋した小児膿胸の一例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 梅内貴子, 志馬伸朗, 青木智史, 小坂喜太郎, 橋本壮志, 加藤祐子, 黄瀬ひろみ, 木村彰夫, 天谷文昌, 橋本悟
  • 学会等名: 第12回京滋救命救急セミナー
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2008-03-21